ウィスコンシン州の旅行記

はじめに

ウィスコンシン州はアメリカ中西部の州で、シカゴがあるイリノイ州のすぐ北に位置する。東側をミシガン湖、北側をスペリオール湖、西側をミシシッピ川に囲まれた自然豊か所。氷河期には氷河に覆われていたため州内には15,000個の湖がある。酪農業が盛んで州のニックネームは”America's Dairyland”。チーズなどの乳製品は特に有名。ドイツ系移民が多かったためビール製造業も盛ん。

クランベリーの収穫

クランベリーはサンクスギビングのディナーのターキー用のソースとして使われ、アメリカ人にとってなくてはならないもの。ウィスコンシン州は全米のクランベリー収穫量の60%以上を占める一大生産地。収穫期には水を張った畑が実で真っ赤になる光景が美しい。

ウィスコンシン州の中央部、ウォレン(Warren)とウィスコンシン・ラピッド(Wisconsin Rapid)という町の間を東西に走るクランベリー・トレイル沿いに畑が広がる。ウォレン(Warren)はI-90とI-94の分岐点のすぐ北にあり、マディソンからは車で2時間弱の距離。

ウォレンの近くの農園で収穫期に マーシュ・ツアー があり収穫の様子を間近で見ることができる。通常9月最終週の土曜日のようだけれど、リンクで確認してください。

写真はウィスコンシン・ラピッドの近くの農園。Google mapで区画状に区切られた水があるところ目印に小さな農道を走って見つけたところ。

クランベリーはアメリカ北東部が原産で寒冷な湿地帯を好み、秋には1−2cm大の赤い実を付ける。クランベリーの木は5−15cmぐらいの高さなので、以前は収穫が大変だった。クランベリーの実の内部に空洞があり水に浮くの性質を使った収穫方法が開発されてから収穫高が増えたらしい。収穫季になると畑に水を引き込み、木が完全に隠れるぐらいの深さに水をはる。耕運機のような機械で木を揺らすことによって実がはずれると、実は水面に浮いてくる。浮きでできた柵で囲いこみ一箇所に集めて吸い込んで収穫する。収穫の時期は品種により違い、9月中旬から10月末までの期間に行われる。

このあたりは氷河に削り取られてできた広大なくぼみ状の地形で湿地が多くあり、収穫に使う水はそこから引いてくるらしい。I-90を運転しているとこのあたりが湿地なのが良くわかる。

ドア・カウンティー(Door County)

ドア・カウンティーはウィスコンシン州北東部にミシガン湖に突き出るドア半島にある郡で、ウィスコンシンの有数のリゾート地。ミシガン湖に囲まれているため夏は涼しくシカゴなどの都市から多くの観光客が訪れる。

半島の海岸線沿いにはいくつもの小さな町が点在する。スタージョン・ベイから42号線を半島の西岸沿いを走るとフィッシュ・クリーク、エフレイム、シスター・ベイ、エリソン・ベイなどの町を通り、半島の先端まで行くことができる。

くねくね道(Winding Road)

ドア半島の先端のノース・ポートからは沖合のワシントン島へのフェリー乗り場がある。フェリー乗り場に続く道が森の中を走る一本道で障害物も全くないのに、くねくねと蛇行している。有名なランドスケープ・アーキテクトのデザインらしい。紅葉の時期だったこともありたくさんの人が撮影に来ていた。フェリーの乗降客で比較的交通量が多いので、車がいない写真を撮るのは結構大変。

ペブル・ビーチ(Pebble Beach)

ポタワトミ州立公園()

ケーナ島の灯台

全く予備知識もなく地図で見つけた灯台を見に行くことにした。地図でみるとケーナ島に橋がかかっていて灯台に行けるらしい。地図上の橋があるはずのところに行くが橋がない。地図に書いてある道は40−50cmほどの深さに水没している。島までの距離は100mほどで、中には裾をたくし上げて渡っているつわ者もいる。通常なら荷車に観光客を載せてトラクターのような車で引っ張って島まで連れて行くらしい。こういう道をコーズウェイ(Causeway)というらしい。アイルランドにあるジャイアント・コーズウェイは伝説上アイルランドからスコットランドにかけた海の道なので同じようなものか。

グリーン・ベイ(Green Bay)

ウィスコンシン州北東部にあるグリーン・ベイはアメリカン・フットボールの人気チーム、グリーンベイ・パッカーズ(Packers)の本拠地として有名。グリーン・ベイの人口は10万人ほどで、アメリカの4大プロ・スポーツ・リーグ(NFL, NBA, MLB, NHL)の本拠地としては最も小さい。市民が所有するチームは熱狂的なファンが多く、全国規模で根強い人気を誇る。

スーパー・ボールの優勝トロフィーはパッカーズの名将ロンバルディー(Lombardi)にちなんでロンバルディー・トロフィーと呼ばれている。ランボー・フィールド(Lambeau Field)は1957年から使われている球場でボストンのフェンウェイ・パークについで古くから使われている球場。球場はドームではなく、時には極寒の中や雪の中で試合が行われる。

タリアセン(Taliesin)

落水荘やグッゲンハイム美術館と共にフランク・ロイド・ライト (Frank Lloyd Wright)の20世紀建築作品群として世界遺産に登録されたタリアセン。生まれ故郷であるウィスコンシン州スプリング・グリーンの田園地帯に自宅兼建築スタジオとして建てられた。広大な敷地には’タリアセン・フェローシップ’と呼ばれる寄宿制の建築学校が併設され、生徒は自給自足の共同生活を営みながら勉強していた。

シクロクロスのワールドカップ観戦

終わりに

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最終更新日:2023年4月1日